8.28 レポート『 好きなことで食べていく。自分に正直に生きていく秘訣』


SEからフリーのフォトグラファーに転身された草野晃子さん。8月のTODAYレッスンでは、自分に正直に生きていく秘訣をお伺いしました!やりたいことで、本当にご飯が食べていけるの?だれもがきっと不安に思っていることではないでしょうか。
今の仕事をずっと続けていくのではなく、将来は独立や起業がしたいな…と考えている方や、打ち込めるようなやりたい事が見つからないという方。
そんなもやもやを抱える方に、自分に正直に生きていく秘訣を、SEからフリーのフォトグラファーに転身された草野晃子さんから伝授いただきました!







SEとしてのキャリアから、Webデザインのスクールへ

大学卒業後、SEとしてアプリの開発に従事しました。手に職をつけられて教育学部でも雇ってくれるところ、という安易な理由で選んだんですけど、入社して1週間で「しまった!」と思って(笑)。プログラミングの知識は身に付いたんですけど、あまり面白いと思えなかったんです。

そんなモヤモヤしながら働く中、社会人3年目にして転機がありました。大きく方向転換する勇気はないけれど、ちょっと近しいところで興味の持てるものにチャレンジしてみようと思い、Webデザインのスクールに通い始めたんです。5,60万くらいしたのですけれど。
そのスクールには写真のクラスがあって、私のコースでは受けられない授業だったのですが、なぜか写真に反応する自分に気がついたんです。そこから、自然にやってしまう好きなこと、得意なことは何だろう…ということを考えるようになって。小学校の頃に山の風景を撮ったのがお父さんに褒められてすごく嬉しかったり、コンパクトカメラで作品集を作ったり、写真が好きだった幼い頃の自分を思い出しました。

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直感って、静かに降りてくるんです。
浮き足だって盛り上がるのではなく、「こんなことをやってみたらいいかも」と静かにワクワクを感じました。ウエディングフォトグラファーのスクールも探して。頑張れば生活できるくらい稼げるようになるとも聞いたので、まずはやってみて、違うと思ったらまた探せばいい。感情に逆らわないようにしようと。
そこで上司に退職の意志を切り出しました。同僚も私の夢を応援してくれて、入社5年目で円満退社となりました。

フォトグラファースクールと契約社員、2足のわらじ生活

会社を辞めた後、フォトグラファーのスクールと契約社員としての仕事の2足のわらじの生活が始まりました。
学校に通っているとフィルム代などでどんどんお金がなくなっていってしまったんだけど、好きなことになら、時間もお金も体力も、惜しみなく投資できるんですよね。代わりにストレス解消のために使っていた飲み代や服代などを使わなくなって。
人生で初めて夢中になれるものに出会ったのを実感しました。
実は会社員時代から大きな胃の病気を抱えていて、会社を辞めた後に手術しました。でも悲観的な気持ちは全然湧かなかったんです。病院でも写真撮ったりしていて、先生に「またカメラですか!」と突っ込まれたりもしていました(笑)

スクール卒業後、作品を撮りためてブックを作成し、憧れの事務所に営業に行って無事契約していただくことができました。平日は契約社員、休日はフォトグラファーの仕事の生活が始まりました。

とは言え、最初は生活できるほどの仕事が来ないんですよね。プロとして求められるレベルとのギャップを感じてしまって…。
打ちのめされているとき、フォトグラファーの師匠から「どんなに遅くても、歩みは止めるな」と言葉を貰ったんです。自分は海が好きだったので、自主的に撮影に行ったり写真の販売をしてみたり、仕事がこない間、何ができるか考えて行動しようと切り替えられました。

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フォトグラファーに専念を決意

2足のわらじ時代は3年間続きました。徐々に平日のお仕事も頂くようになってきたので、平日でも休んだり調整したりできる派遣の仕事を選んで働いていました。ただ撮影の仕事が増えてくるにつれて、派遣社員の仕事とフォトグラファーの仕事、それぞれにエネルギーが分散されてしまうことに悩みを感じて…。
決定的だったのが、平日に依頼されたフォトグラファーの仕事があったんですけど、どうしても休めなくてお断りしたんです。「自分が大好きな仕事を断って何してるんだろう…」とすごく落ち込んでしまって。派遣の仕事を辞めて、フォトグラファーに絞る決心が湧きました。辞めた後、やりたいことに集中できる喜びを本当に実感したんです。収入の安定以上に、心の安定が出来ました。


フォトグラファーになる前に、「ぜひ草野さんに」と指名をいただけるようなフォトグラファーになりたいと思っていたのですが、次第にそうやって指名を貰えるようになり嬉しかったです。今もより多くの方にそう思っていただけるのを目指しています。
自分が経営者なら、どんなフォトグラファーにいてほしいか?神様はどんな人にチャンスを与えたいか?ということを日々考えていて、出来る限り積極的に人やチャンスに関わることが大切なんだと思います。

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当たり前のことを当たり前にやることで、夢に近づいていく


 起業や独立志望の方が陥りやすいことって、スキルを増やそうとすること。今の自分じゃまだ足りないって焦りを感じて、新しいことをやろうとしてしまうんですよね。
私も何かに活かせるかなと思いコーチングを勉強しました。それはそれで役に立ったんですけど、スキルを身につけるが先行している状態って、結構しんどいんです。目の前のことに集中できなくて。自分に自信がないから新しいものに手をつけてしまうのですが、結局浅い知識のままで終わってしまう。凝り固まって気づけないとき、余裕がないときには人から指摘してもらうことって重要だと思うんです。
一方でカメラをやっている中で、自然に学びたいと感じるスキルはちゃんと身になるんですよね。変わったことをしなくても、自分でやると決めた仕事のクオリティ、精神性を高めることに集中すれば、自分なりのカラーって出てくるんだと思います。
不安は自分が作り出したモンスターだと思うんです。とにかくいま自分が出来ることに集中して、淡々とやることが何より大切。当たり前のことを当たり前にやっていくことで自分に自信ができて、一歩一歩、夢に近づいていくんだと思います。

ルミネの広告で「風は追い風、自分がどこを向くかだ。」という言葉があって、大好きなんです。行きたくないところに向いていると、風に押されていつの間にか自分が望んでいなかった場所へ行ってしまう。けれど、自分が行きたいと思っている方向を向いていれば、自然と運んでいってもらえるんです。
自分を活かしてあげること、目の前のことに誠実にいること。私自身も、これからも自分に正直に生きていきたいと思っています。

 

■草野晃子さん プロフィール■
カメラマン。大学卒業後、IT業界にてプログラマーとしてアプリの開発に従事。
5年目で退社をし、自身の好きな写真の勉強を派遣の仕事をしながら開始。その後、派遣の仕事と並行して、ウェディングの写真の仕事をはじめ、3年経過して写真だけでやっていくことを決意。
現在はウェディング、エンゲージメント、マタニティ、起業家向けプロフィールの撮影にて活動。「大人フォト」では自分でも気がつかなかった自身の魅力を発見できる場として多くの女性から支持をされている。

Coo Photography スタジオ撮影/出張撮影



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